街づくりニュース

京橋の賑わいあふれる未来を表現、仮囲いアートプロジェクト

2015.10.02 イベント情報

仮囲いが新たなアートスポットに

東京駅前、都心の超一等地である中央区・京橋では現在、市街地再開発事業「(仮称)京橋再開発プロジェクト」が進められています。そんな建設中の複合施設の仮囲いを活用し、2015年8月19日(水)から2016年8月(予定)までのおよそ 1 年間、アートプロジェクトが開催されています。

この仮囲いアートプロジェクトでは、2015年8月19日~21日に、塗装用のペイントローラーを利用した“ライブペイントパフォーマンス”が開催され、再開発によって新たに街に加わる魅力や賑わいが描かれました。

ペイントアーティストのさとうたけし氏による「ローラーアート」は、その名の通りローラーだけを用いる独自のスタイルで短時間に絵を描くという、驚きに満ちた「ライブペイント」の圧倒的パフォーマンスと、そこから生み出される美しい絵の数々が特徴です。

今回のアートは、全長約60mにおよぶ巨大な仮囲いにローラーと5色のグリーンだけで、表現されています。オフィスやお店で働く人、カフェで談笑する人、本を読んでくつろぐ人、家族連れなど、「東京で、いちばん心地の良い居場所がある街」という再開発プロジェクトのテーマに沿って、これからの京橋に集う様々な人が描かれました。その他にも神輿の風景や、賑わいのある京橋らしい風景の数々が配され、ローラーで描かれたグリーンの色彩が幾重にも重なることで、離れてみると「森」のように見えるという仕掛けが。まさにこれから誕生する複合施設を大きな木に見立て、そこに集い、憩う人々を表現した“京橋の未来”が見えてきます。

「ローラアート」の他にも、“京橋の今”を切り取った写真展「京橋写真百景」も開催し、建設中の施設の仮囲いから京橋の魅力を発信し続けます。 少しずつ完成される京橋の新たなランドマークを楽しみに、会社帰りやお休みの日に“今しか見れない仮囲いアート展”を観に行かれてはいかがでしょうか。京橋の今とこれから変わりゆく未来の京橋を一度に感じられるかもしれません。


さとうたけし プロフィール
宮城県生まれ。単身渡米し壁画技術を身につけ、数多くのテーマパークやレストラン等の壁画を手掛ける。クラフトマンシップの要素をアート界に持ち込んだ斬新なスタイルと短時間で描くライブペイントショーは多くの海外メディアの注目を集めた。コマーシャルアートで培った経験と技術を生かしローラーだけで描かれるスピード感とパワー溢れるタッチは多くの人々を魅了し続けている。2011年の震災を経験し、その後積極的に海外のチャリティイベントに参加し寄付を募る活動を続けている。
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