グルメ

目にも美しい日本料理を堪能できる名店、京橋という立地ならではの用途とは?

2017.07.10 washoku/osake

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商談や会食の場にピッタリな個室店が多いのも、東京・京橋の特徴。この街は、“本社”が多いことでも知られており、日本のビジネスの根幹をなすエリアの代表格といえます。
そんな京橋のビジネスパーソンから支持されているのが、『瓢喜 香水亭 京橋店』。スタイリッシュで上品な空間、気持ちいい接客、そして素材から吟味を重ねた芸術品のような料理を味わえると、リピーターも多数います。料理はコースがメインで、日本中から集められた、最高級の食材を楽しめることが特徴。
「くつろいでいただき、美味しいものを召し上がっていただきたいと、一同研鑽を重ねています。私達の名物は『蒸しゃぶ』で、牛肉は最高級の近江牛を、豚肉は白金豚(はっきんとん)を使い、とろけるような食感と旨みをお楽しみいただいています。いずれも、お肉の味を引き出すのは、一緒に召し上がっていただく京野菜。さっぱりとした味わいで、季節や世代を問わず“おいしかった”と感想をいただいています。私達もうれしく、そして励みになります」(女将・菊田浩子さん)
しゃぶしゃぶはよく見かけますが、“蒸す”というのがこの店の特徴です。
「お肉の旨みを逃さない調理法だと自負しています。特注のせいろ蒸し鍋を使用し、最適な頃合いに召し上がっていただいています。鍋の底には九条葱や京菊菜などの京野菜が敷き詰められていて、お客様の前でじっくりと蒸し上げます。この間に、会話を楽しんでいただいたり、お酒を選んでいただいたり、完全個室ならではのゆったりとした時間もご提供したいと願っています」(菊田さん)

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コースの最初に出る八寸は京料理がベース。その季節でしか食べられない素材を中心に使われている。写真は夏季メニューの一例。手前から、車海老の炒り雲丹まぶし、姫さざえ、南瓜カステラ、白瓜の昆布締め、アオリイカ黄身焼き、稚鮎有馬煮、鯛の子の花煮、茗荷寿司、じゅんさい土佐酢。加賀太胡瓜の器に美しく盛られ、朝顔があしらわれている。コースは7000円~。(近江牛と白金豚の食べ比べコースは8000円~)

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特注のせいろに盛らているのが、近江牛と白金豚。この食べ比べコースが一番人気。お肉の下には彩り豊かな京野菜がたっぷり入っている。蒸し上げる過程で仕切りに使われている白木の香りが立ってきて、さわやかな気分に。

京橋は文化的で多種多様な経験を積んだ人が多いと感じることも多いそう。 「画廊や美術の専門店が軒を連ねる京橋は、やはり美や食に対して造詣が深い方が多いと感じます。おひとりおひとりの趣味や趣向に合わせて、お客様の気分に寄り添えるようなお店でありたいと願っています。ですから、コース料理がメインですが、アラカルトも25種類以上揃えています。コースを楽しみながら、『赤こんにゃくの土佐煮』や、『酒盗』、『へしこ』などを召し上がる方もいらっしゃいます」(菊田さん)

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女将の菊田浩子さん。京橋店を2015年の開店当時から切り盛りする。

飲み物も、ビール3種類、日本酒15種類、焼酎10種類、ワイン(赤・白)25種類以上を揃え、時には、入手困難な銘柄が入る時もあるとか。
「お客様ご自身のおもてなしの場として当店を選んでいただくことが多く、お酒選びも酒屋さんや料理長と相談しつつ、ベストを探っています。私たちのお店の方針は、“伝統8割・革新2割”です。伝統を大切にしつつ、新しさを探ることを、常に意識しています」

京橋の街の賑わいが増し、ビジネス以外にも、女性同士や親子などで訪れる人も増えたとか。
「私は瓢喜の別の店舗にいたこともあるのですが、ここ京橋の私達のお店は、これから結婚予定の方の両家の初顔合わせの場として選んでいただくことも多いと感じます。やはり、東京駅からのアクセスがいいからでしょう。人生の門出の舞台としても活用いただき、とてもうれしく感じています」(菊田さん)

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白木をふんだんに使った内装は、国内外から評価が高い、千葉学建築計画事務所が手がけている。奥の花は週替わり。美的センスが光る。

INFORMATION

名称 瓢喜 香水亭 京橋店
住所
電話番号 03-3562-8278
営業時間 月~金11:30~14:30(L.O.13:30)、17:30~22:00(L.O.21:00)、土17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日 日祝 ※6人以上の予約で、土曜のランチ、日・祝も営業
カード JCB、AMEX、DinersVISA、DISCOVER、UC、SAISON、MASTER、VISA
Webサイト http://www.kasuitei.jp/shop/kyobashi/

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