イベント情報
日本の女性映画人(1)
――無声映画期から1960年代まで
2023.2.7(火)~2023.3.26(日) 国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
2023-02-07 movie
日本の女性映画人(1)
――無声映画期から1960年代まで
日本映画の歴史において、監督・製作・脚本・美術・衣裳デザイン・編集・結髪・スクリプターなどの多様な領域で、女性映画人たちが手腕を発揮してきました。
無声映画期には、女優の登場以前から結髪部に女性たちが定着しはじめ、トーキー時代に導入されたスクリプターは撮影所の数少ない女性採用職として、長期キャリアや監督進出などの土壌となりました。また脚本家では、尾上松之助の時代劇の革新を担った林義子、松竹蒲田の水島あやめ、剣戟時代劇を多作した社喜久江などが活躍した後、戦前の日本映画の黄金期には鈴木紀子が日活や東宝で健筆をふるいました。監督としては、女性で初めて坂根田鶴子が劇映画デビューを果たしました。そして戦後には、女優から監督に進んだ田中絹代や望月優子、脚本の水木洋子や田中澄江、製作の水の江瀧子、編集の杉原よ志、美術の村木忍、衣裳デザインの森英恵や柳生悦子、さらに各分野での多くの功績もありました。
当館初の試みとなる本企画では、Part 1として、無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した女性映画人が手がけた作品を対象に、劇映画からドキュメンタリーまで計81作品(44プログラム)を上映します。脈々と築きあげられてきた女性映画人たちの歴史を掘り起こし、その仕事を見直すことにより日本映画への新たな視座が切り拓かれることを願っております。
INFORMATION
開催日 | 2023.2.7(火)~2023.3.26(日) |
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開催時間 | 詳細は当企画ウェブサイトをご参照ください。 |
休館日 | 月曜日および3月18日(土) |
会場 | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6 東京メトロ銀座線京橋駅1番出口より徒歩1分 都営浅草線宝町駅A4出口より徒歩1分 東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩5分 JR東京駅八重洲南口より徒歩10分 国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階) |
入場料 | 一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円/障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児・優待:無料 |
URL | https://www.nfaj.go.jp/exhibition/women202212/ |
お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
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