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京橋タイムズについて

KYOBASHI TIMES
京橋タイムズの運営趣旨

世界一の大都市として、進化をし続ける街東京。その中心部に、「京橋」は位置しています。ビジネスの街・アートの街としても話題の「京橋」ですが、その歴史は400年以上も前に遡ります。徳川家康がこの地を拠点に決めて以来、多様な文化を生み出し、独自の存在感を発揮し続け、世界中の人から注目されてきました。その中でも江戸の“おへそ”として栄えた「京橋」は、劇的な変化を遂げています。

「京橋」のランドマークといえば、1875年(明治8年)、当時の京橋川に架けられた、石造りのアーチ橋から。その翌年には、文明開化を象徴するように、「京橋」から新橋にかけて銀座の煉瓦街が完成しました。江戸情緒を残す日本橋と、モダンな銀座の懸け橋として、長きにわたって商業の中心地として栄えています。それを示すように、「京橋」には江戸から明治にかけて創業し、今なお商いを続けている企業の多くが存在します。“本社が多い街”として知られており、何百年も営業している老舗と、新しい商業施設が共存している点も、「京橋」の魅力と言えるのではないでしょうか。「京橋」=江戸文化、文明開化というイメージがありますが、それに止まらない、最新の東京を代表するスポットとして進化し続けています。

本サイトでは、なかなか普段はうかがえない、「京橋」ゆかりの人が語る魅力や、実際に散策して見つけたお散歩コースや、グルメ、スポット、アートについての最新情報をレポートします。東京駅から至近。その極上の便利さを存分に活用できる、施設の活用方法など、「京橋」の良さを、ギュギュッと詰め込んでご紹介します。

AMBASSADOR
アンバサダー北原照久氏のご挨拶

時代とともに変化を楽しめる街「京橋」

< 街の様子は変わっても、“温かさ”が残る京橋のまち >

僕は京橋生まれ、京橋育ちです。生まれてから結婚して家を出るまで……30年近く住んでいました。実家はスポーツ用品店と喫茶店。小学校時代からずっと配達のお手伝いしていますから、街のことはくまなく知っていますよ。
1950~1960年代のことを少し話すと、京橋から富士山が見えていたんです。東京駅から遠く、夕日に輝く山影の美しさは今も目に焼き付いています。汽車のための石炭置場があったり、小学生が伝書鳩を飼っていたり、都電が走っていたり、そんな時代もあったんですよ。
街が変貌したのは「東京オリンピック」(1964年)あたりから。鉄筋のビルが立ち並び、小さな商店が姿を消し、ビジネス街へと変貌していきました。でも、京橋が特別だと感じるのは、時間の流れがどこかのんびりしている、と感じること。これはこの土地の持つ性格なのかもしれません。
そんな京橋を人に例えるなら、“シティーボーイ”かな。育ちがよくて、ウイットが効いていて遊び心がある。白シャツ、デニム、ローファーを着ていて、目立ってオシャレじゃないのに、よく見ると洗練されている。シンプルで上質なものをさりげなく身に付けている。ホンモノを知っている粋な人、というところでしょうか。
近隣の街から京橋にくると、ホッとするような感覚を覚えるはずですよ。街に勢いがあるのに、人に温かさがある、義理と人情が色濃く残っていると感じます。僕は戦後復興期、高度経済成長、バブル崩壊と、時代の激変を京橋で過ごしました。あれだけの変革でも、街には“温かさ”が残りました。これから時代が流れても、今までのように“京橋の温かさ”は連綿と街に受け継がれていくと感じています。
ここ数年、京橋にまた新たなビルが建設され、街は大きく変わっていきます。京橋が中心となってさまざまな情報を発信することも増えるでしょう。私の故郷でもある京橋に興味を持ってくださったら、ぜひ足をお運びください。

北原 照久
北原 照久Teruhisa Kitahara

株式会社トーイズ代表取締役・横浜ブリキのおもちゃ博物館館長/1948年東京・京橋生まれ。ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られている。骨董品店が多い京橋で、幼少期よりアンティークに親しむ。1986年4月、横浜山手に「ブリキのおもちゃ博物館」を開館。現在、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演、全国各地の講演会、トークショー等でも活躍中。

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