Kyobashi TIMES

千疋屋のモーニングセットで
至福の朝をスタート！

朝のさわやかな空気を感じながら、京橋駅を降りたのは午前9時。女子同士の飲み会で「たまには優雅な休日を過ごしたいな」とつぶやいていたら、「じゃあ、スイーツめぐりでもしようか？」と友人が提案してくれました。スイーツ通の彼女が選んだのは、隠れた名店が集まるという京橋エリア。この界隈をあまり訪れたことがなかったので、とっても楽しみ！　

彼女が最初に連れて行ってくれたのは、京橋千疋屋のパーラー。一瞬「えっ、朝からパフェ？」と思ったが、彼女が注文したのはフルーツがたっぷり楽しめる朝限定の「ワッフルセット　600円」。

フルーツで有名な京橋千疋屋にモーニングセットがあるなんて知らなかった！　焼きたてワッフルに、サラダとヨーグルト。食べてみて、まず驚いたのはワッフル。サクサクと軽い口当たりの生地にメープルシロップが合わさって夢のような味に……思わず友人とふたりで「おいしい！」と顔を見合わせました。ヨーグルトに入ったグレープフルーツやいちごなどのフルーツは、もちろん、ひとつひとつが極上の味。スプーンを運ぶたびに、口の中がカラフルになるよう。こんな優雅なモーニングセットなら、「朝からスイーツ」も悪くない！

万年筆を眺めながら
カフェでほっとひと休み

おしゃれな文房具やアート系のショップに目がない私。彼女が「きっと気に入ると思う」と言っていたのが、京橋にある、パイロット本社内のミュージアム。エントランスにはまばゆくライティングされた階段が続いています。心躍らせながら上がってみると……。そこには、万年筆が並んだショーケースがずらりと並んでいました。これは壮観！　展示品の中には、古いインク瓶や、1930年代につくられたアンティークの万年筆も。蒔絵があしらわれた万年筆は、1cmほどの中にびっくりするほど細かい意匠が凝らされていて、時間を忘れて見入ってしまいました。

ビルの1階には広いカフェがあったので、外国のようなおしゃれなムードのカウンターでひと休みすることに。私はエスプレッソを味わい、友人はお目当てのケーキをイートイン。ガラスの向こうで道を行き交う人々を眺めながら、しばしおしゃべりを続けます。日常からちょっと切り離された、贅沢な時間が味わえました。

チョコ好きにはたまらない！
「100%チョコレートカフェ」へ

次に訪れたのは、チョコレートでおなじみの明治が手がけるカフェ「100%チョコレートカフェ」。100％の名の通り、店内はチョコづくし。目を引くのは、まず店内の天井。板チョコレートのデザインになっていて、遊び心いっぱいの店内にワクワクしてきます。

店内ショーケースには、56種類ものお土産用のテイスティングチョコレートの生地が並び、中にはよもぎや黒胡椒などの変わった種類も……。もちろん、コーヒーや紅茶以外の飲み物もすべてチョコレート入り。ロゴ入りのキュートなマグカップでいただきます。

手間をかけて作られるドリンクは、とっても濃厚なのに後味がすっきり。ここでは、チョコレート好きの職場の先輩へのプレゼントに、フルーティな「ラズベリー」と「レモンソルト」のテイスティングチョコレートを購入。きっと気に入ってくれるはず！

パリの日常を自宅で！
京橋の隠れ家スイーツ

最後に、「ショートケーキが食べたい」と言う私に友人が紹介してくれたのが、知る人ぞ知る名店、ルエールサンク。
店内に一歩足を踏み入れると、色鮮やかなスイーツが目に飛び込み、焼きたてのパンの香ばしい匂いが嗅覚を刺激します。ケーキとパン、そして焼き菓子……。その光景は日本では珍しく、「フランス・パリで訪れたお店と同じ雰囲気だ」と、思わず顔が綻びます。

「ショートケーキ　540円」を注文すると、そこに現れたのはカップに入ったヴェリーヌ。色鮮やかな苺が目を引きます。イートインはできないということで、箱に詰めてもらっている間にパンコーナーを物色！
数あるパンの中から、悩みながらもフランスパンの生地にクランベリーとクリームチーズがたっぷり入った「クランベリークリームチーズ　250円」と「クロワッサン　200円」を手に取り、レジに運びました。
家に帰るのが楽しみになるようなケーキとパン。近いうちにまた来よう！　と心に固く誓い、店を後にしました。