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京橋再開発プロジェクト 建設レポート Vol.01

2015.10.02 建設レポート

「(仮称)京橋再開発プロジェクト」は銀座線京橋駅直結、東京駅徒歩5分の都心の超一等地に立地し、高層部をオフィス、低層部は公共公益施設と店舗、歴史的建築物棟である『明治屋京橋ビル』からなる複合施設です。2016年秋のオープンに向け現在、建設工事が着々と進められています。
レポートVol.1では、京橋エリアの魅力を整理すると共に、再開発プロクジェクトが立地する京橋二丁目西町会会長より事業経緯や開発に掛ける想いをお聞きしました。

京橋エリアが誇る高いポテンシャル

交通利便性の高さと周辺エリアの魅力

京橋は、東京駅至近に位置し、銀座・日本橋という魅力的で個性的な商業エリアの間に位置しています。 毎日の通勤はもちろんのこと、地方への出張や、都内を動き回るにも抜群の利便性を誇ります。また、東京高速道路の出入り口も近いため、車での移動にも便利です。実際に、京橋で働くビジネスパーソンを対象に京橋の魅力を調査したところ、20代男女の9割以上が京橋の利便性について満足しているという結果が得られました。

レポート:【働きたい街の条件を大調査 第1回】 東京で働く人のニーズを9割満たす街とは?

確かに、新幹線の改札がある八重洲口からもほど近く、羽田空港まで17分、成田空港までも1時間以内で行けるのは非常に便利です。ビジネスの拠点という顔を持つ一方、少し歩けば銀座でのショッピングも楽しめる、こんな場所は他にはないかもしれません。

「食」「芸術」の街

京橋エリアは古くは町人の街であったことから、文化が充実していることが特徴です。特に、「食」と「芸術」に関しては、都心超一等地でありながら老舗の料理店やギャラリーが多く、歴史的・文化的な風情が色濃く残った街です。
老舗の寿司店や、フレンチ、スイーツの名店、行列のできるカレー屋等々、ラインナップも豊富で数え上げたら切りがありません。東京駅前にも関わらず、路面にこれだけの名店が立ち並ぶのは、京橋ならではの魅力と言えるでしょう。

また、通称『京橋美術骨董通り』と呼ばれる東仲通りには、古美術や骨董店、画廊、ギャラリー等が多く集積し、エリア全体でも多くのアート関連の店舗が点在しています。年に一度春に開催されているアートイベント『東京アートアンティーク』では、日本中からアンティークファンがやってきています。最近では、国内ファンだけでなく、海外からのファンも多く、海外の方がパンフレット片手に街歩きをしている姿も増えています。今後観光の目玉になるかもしれません。

魅力あふれる京橋を更に発展させる施設が誕生

このような魅力あふれる京橋に2016年秋、新たなランドマークとなる複合施設が誕生します。エリア最大級・国内最高クラスのスペックを誇る超高層免震オフィスと、施設テーマである「東京で、いちばん心地の良い居場所がある街」を体現した商業ゾーン。さらに、中央区の指定有形文化財として保存・再生され、新しく生まれ変わった「明治屋京橋ビル」からなります。この施設を中心に、京橋に訪れる人々が益々増え、新たな賑わいが育まれていくことと思います。

地権者も一丸となって目指す再開発

京橋二丁目西町会会長の冨田さまに、京橋の再開発への期待をお聞きしました。
「今進められている京橋二丁目の再開発のきっかけは、行政からでも開発業者から持ちかけられたものでもありません。町の人たちが、町のために一丸となり自発的に立ち上がった結果のプロジェクトなんです。再開発に参加する町の人たち一人ひとりの、『こんな町になってほしい』という夢や思いが宿っています。そんな私たちが議論の末に導き出したコンセプトは、『Like a Big Tree(大きな木のように)』でした。私達の想いを引き継ぐ次の世代の人たちにとっては、年数が経てば経つほど豊かに繁り、大きく成長する木のような町であってほしい、私たちの思いはここにあります。『大きな木のように』、この言葉を芯に据えて、私たち町会は再開発の夢をスタートさせました。」

このように、京橋の人や街が一丸となって進行しているのが、この「京橋再開発プロジェクト」なのです。次回は、京橋に建設中の複合施設について詳しくレポート致します。

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