Kyobashi TIMES

京橋エドグランの1階京橋中央ひろばの近くで、ランチタイムになると行列ができる店があります。鶏料理専門店「鶏味座（とりみくら） 京橋エドグラン店」です。
昼と夜で異なる表情を見せる鶏料理の名店で、人気メニューを味わってきました。

備長炭の香りが食欲をそそる「究極の親子丼」

ランチタイムの一番人気は、なんと言っても親子丼です。

備長炭で香ばしく焼き上げた鶏肉を、かつお・さば・あごの旨みを凝縮した割下でさっと煮込み、ふんわり卵でとじています。炭火の香ばしさと出汁の深い味わいが重なり、ひと口ごとに鶏の旨みがしっかりと広がります。

鶏味座の親子丼は、ランチタイム限定で、鶏肉を「東京しゃも」と「ひな鶏」から選べるのが特徴です。東京しゃもは引き締まった肉質と濃い旨み、ひな鶏はやわらかく上品な味わいが魅力。ディナータイムは「東京しゃも」のみの提供なので、「ひな鶏」を味わえるのはランチタイムだけです。
また、醤油を使わず塩で仕上げた「塩親子丼」も人気。こちらは関西風のあっさりとした味付けで、飽きない美味しさ。それぞれに個性があり、食べ比べる楽しみがあります。
（親子丼、塩親子丼ともに、東京しゃも2100円/税込、ひな鶏1350円/税込）

他にも、ランチタイムには「地鶏の唐揚げ」や、鶏だしのうまみを生かした「丸鶏らーめん」など、魅力的なメニューが揃っています。

ディナータイムの人気メニューは、信州生まれの「おいだれ焼鶏」

夕方17時を過ぎると仕事を終えたオフィスワーカーたちが次々と訪れ、夜のにぎわいが始まります。

ディナータイムの人気メニューは、「おいだれ焼鶏」（おまかせ4本盛り合わせ 1500円/税込）。

“おいだれ”とは、すりおろしにんにくを加えた醤油ベースのたれのこと。信州上田のご当地グルメとして知られています。鶏味座の社長が長野県上田市の出身で、子どもの頃に親しんだ味を多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、このメニューが生まれました。壺で寝かせたコクのあるおいだれを、炭火でジューシーに焼き上げたモモ肉やぼんじり、野菜につけていただくと、濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。

香ばしく力強い味わいで、お酒との相性も抜群。まさに、ディナータイムの看板メニューにふさわしい一品です。

また「ひな鶏の半身揚げ」（1700円/税込）は、高温でじっくり素揚げした鶏をこだわりの塩で味付け。シンプルだけど滋味深い味わいで、こちらもディナータイムの人気メニューです。

季節ごとに変わる日本酒の楽しみ。ジャパニーズウイスキーも人気上昇中

焼鳥に合わせるお酒のラインナップにも、「鶏味座」らしいこだわりが感じられます。お品書きに並ぶ日本酒は、どれも焼鳥との相性を考えて、店長が自ら選んだ銘柄です。

「日本酒は、季節に合わせてセレクトを変えています。焼鳥に合うスッキリとした辛口のものを中心に揃えているので、お好みでお選びください。今はまろやかな“秋あがり”が美味しい季節ですね。これから肌寒くなってきたら、熱燗に合うお酒を増やす予定です」（中塚真佐子店長）

日本酒は、繊細な細工が施された江戸切子のグラスで提供されます。美味しい日本酒を美しいグラスで味わうことで、風味がより一層深まるように感じられます。外国人観光客からも人気で、「どこで買えるか」と尋ねられることも多いそうです。

また最近では、国内外で人気の高いジャパニーズウイスキーもメニューに加わり、人気が高まってきているそうです。

「一般的には手に入りにくい、いわゆる“レア”な銘柄もご用意しています。ウイスキーと焼鳥もよく合うので、ぜひ一度お試しください」（中塚真佐子店長）

京橋で楽しむ、こだわりの鶏料理

最近は京橋にも外国人観光客が増え、近隣ホテルに滞在する旅行者の来店も増えているそうです。

「串で手軽に食べられる焼鳥のスタイルは、海外のお客様には新鮮に映るようです。また、宗教的な理由で牛肉や豚肉を控えている方でも、鶏肉なら安心して召し上がっていただけます」（中塚真佐子店長）

炭火の香りに満ちた活気溢れる店内で、職人の手仕事が光る鶏料理を楽しめる「鶏味座」。
京橋の街のにぎわいを感じながら、こだわりの味を堪能してみてください。

＊記事内に掲載した価格は、2025年10月時点のものです。

鶏味座 京橋エドグラン店のマップ情報

【のれんくぐり】

「鶏味座」は現在開催中のスタンプラリーイベント『京橋のれんくぐり』に参加しています。「鶏味座」の“のれん”をくぐって、スタンプを集めましょう！
『京橋のれんくぐり』の詳細はこちらでご確認ください。
https://www.kyobashi.tokyo/event/11678.html