グルメ
ランチは1時間で完売! 『京ばし松輪』限定70食のアジフライ定食
2015.10.02 washoku/osake
ランチタイムの行列・・・目当ては「アジフライ定食」
丸の内や日本橋などのビジネス街からもほど近い京橋エリア。ランチタイムになると、財布を片手に飲食店を探し歩く方の姿が目立ちます。そんな京橋駅から銀座方面に1分ほど歩くと、ズラリと並んだ行列が。その先にあるのは、三浦半島地魚料理店『京ばし松輪』です。
足しげく通う常連客から、噂を聞きつけて初めて訪れた新規客まで、お目当ては「アジフライ定食」。それもそのはず『京ばし松輪』のランチメニューは、「アジフライ定食」のみ。しかも、限定70食。それが、12時半頃には完売するほどの人気なのです。京橋エリアで働く舌の肥えたサラリーマンたちからも、「今まで食べたアジフライとは全く違う」「肉厚で大満足」と言わしめるアジフライとは、いったいどのようなものなのでしょうか。その秘密を店長の田中さんにお聞きしました。
三浦半島の新鮮な地魚をリーズナブルに提供
『京ばし松輪』のはじまりは、神奈川県三浦市。店名は、地元の「松輪漁港」にちなんでいます。そして、縁あって現在の京橋に移転して11年目となる『京ばし松輪』の特徴とも言えるのが、「メニュー」。ランチは「アジフライ定食」と追加メニューの「海鮮漬け小鉢」のみ、ディナーはアラカルトではなくコースのみで営業されています。一般流通では水揚げ当日の魚を使用することは不可能ですが、立ち上げ当初から松輪漁港協同組合の漁業組合公認店として、「当日に水揚げされた新鮮な魚を調理提供できるから」という、こだわりに基づいています。
生きたままひらくのが“肉厚”の秘密
「ディナーは、当日仕入れてきた魚を提供していますが、“アジフライ定食”は、仕入れてきた鯵を生きたままひらいて翌日に提供しています。1日寝かせることで、身が締まって肉厚に仕上がりますし、余分な水分が抜けるので、フライには適しているんですよ。他の店では、なかなか肉厚なアジフライに出会えないでしょう。」という田中さん。「アジフライ定食」一品でランチを続けてこられたのには、経験だけではなくこのような自信と確証があるからだといえるのではないでしょうか。
筆者も早速いただいてみると、明らかにこれまでに食べたアジフライとは一線を画していると感じました。肉厚で締まっているのに、フワッと柔らかい身。きめ細かいサクサクの衣。うっすらと味が付いているので、何もかけずに食べることもできるのですが、ぜひ試して頂きたいのが、大根おろしとわさびを散らす食べ方です。「揚げ物には、レモン汁」だと思ってきた方にとっては驚きの発想かもしれませんが、わさびのピリッと感が非常にマッチします。辛い物が好きな方は、柚子胡椒(追加メニュー100円)をトッピングするのもオススメ。さわやかな香りと辛味が口の中に広がり、これまでに食べたことのないアジフライに出会えるはずです。
ここまでは、「アジフライ定食」のみに触れてきましたが、実は、ランチタイムにはもう一品知る人ぞ知るメニューがあります。それは、「海鮮漬け小鉢(追加メニュー300円・数量限定)」。取れたてで新鮮な数種類の魚は、身がプリプリとしていて甘味もあり格別です。筆者は、運良く出会えたのですが、常連客でも口にしたことがある方はそう多くない「海鮮漬け小鉢」は、まさに幻のメニュー。「アジフライ定食」と一緒にオーダーしてみてはいかがでしょうか。
サラリーマンから観光客、外国人のお客様も急増中
「京橋は、11年前を思い出せないくらい街並みが変わりました。大きなビルや商業施設が増えてきましたね。いろいろなお店ができることで、『松輪』にも若い方・女性客が増えてきたように感じています。以前、海外のテレビ番組でお店が紹介されたこともあって、外国人のお客様もよくいらっしゃるんですよ。」と田中さん。街並みの変化やお客様の姿から、京橋の変化を感じ取っているようです。
『京ばし松輪』は、日本橋や東京駅からのアクセスも良好。獲れたての新鮮な三浦半島の地魚料理を目当てに、足を運んでみませんか。
INFORMATION
名称 | 京ばし松輪 |
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住所 | 東京都中央区京橋3-6-1 秋葉ビル B1F |
電話番号 | 03-5524-1280 |
営業時間 | 11:30~売り切れ次第終了、17:00~21:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
カード | JCB、AMEX、Diners |
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