Kyobashi TIMES

京橋エドグランの、中央通り側から近いこのお店は、紀州備長炭で焼き上げる「炭火焼鳥そぼろ丼」（1080円・税込）や、東京軍鶏を使用した「究極の親子丼」（1080円・税込）などの鶏料理好きをうならせるランチで知られています。
カウンター席とテーブル席があり、カジュアルな雰囲気が特徴。店内はとても活気があり、店員さんもテキパキとしています。多くの料理で使っているのは、旨みと引き締まった肉質で知られる東京軍鶏。ちなみに、東京軍鶏とは1984年に誕生した、旨みとコクがある鶏肉。主に東京の多摩地方で育てられており、料理人からも支持されている食材です。

一番人気は「究極の親子丼」（1080円・税込）。レバー入り、トロレバー入りなどのバリエーションがある。ほかにも唐揚げ、ラーメンなどメニューが豊富。

最初にオーダーしたのは、「究極の親子丼」（1080円・税込）。店内はかなり混み合っていて、待つことを覚悟していたのですが、５～６分で料理が出てきました。特徴的だと感じたのは、上に生卵が乗っていること。甘しょっぱいタレの味が際立つ卵とじに、生卵が絡む濃厚な味わいを楽しめます。この“卵ON卵”とも言うべき食べ方が新鮮。鶏肉がゴロゴロ入っており、シンプルで満足感が高いです。甘みが強い味付けだから、濃厚であっさりしている鶏のスープがよく合う。ご飯の炊き加減も程よいです。

満足感が高い「究極の親子丼」。卓上にある七味唐辛子をかけてもおいしい。

そして次にオーダーしたのは、「炭火焼鳥そぼろ丼」（1080円・税込）。紀州備長炭で焼き上げた焼鳥が3種類乗っています。外側はパリッとしており中はジューシーな鶏もも、しっとりとしたササミ、つくね、野菜焼き、そして温泉卵を楽しめるという、お得感が高いメニュー。ご飯の上には生姜が効いた鶏そぼろと刻み海苔。温泉卵を絡めながら食べても、鶏の旨みがしっかりと味わえるのが特徴です。これは卓上の山椒をかけて食べると、さらに味が引き締まり、美味しいです。

たんぱく質もしっかりとチャージできる丼ぶり。脂分を含むもも肉、あっさりとしたササミ肉、濃厚な旨みのつくねという、串焼きの“いいとこ取り”ができるのもいい。

丼類についている鶏スープは、雑味がなくすっきりとしているのに濃厚。周囲を見回すと、ラーメンを頼んでいる人もちらほらいて、次回は食べてみたいと思いました。また、このお店は、お昼からビールを楽しんでいる人も多く、日本酒のメニューも豊富。夜はひな鳥の半身揚げなどの料理が人気を集めているそうです。京橋には鶏料理専門店がひしめいていますが、一人で気軽に入れる雰囲気の店は少ないように感じます。このお店は、一人で入りやすいのも魅力です。

今回食べたランチ
究極の親子丼　1080円（税込）
炭火焼鳥そぼろ丼　1080円（税込）

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