グルメ
自信があるからこそのシンプル主義!チャーハンで京橋人を魅了する
2018.10.18 chuka
ビジネスパーソンのランチの定番・チャーハン。しっとりかつ、もっちりしているのがプロの技。京橋で働く多くのビジネスパーソンにリサーチをしましたが、“チャーハンならここ”と、心をつかんで離さないのが、『東竜』です。表の看板にも「チャーハンのおいしい店」としっかり書いてあり、期待感も高まるというもの。
お店に入ってメニューを見ると、ラーメン、ニラレバ、麻婆豆腐と料理は中華の正統派ぞろい。看板メニューのチャーハンのバリエーションは3つ。1970(昭和45)年の創業から、“街の中華屋さん”としてシンプルで飽きが来ない料理を作り続けてきたことが伝わってきます。
ほとんどの人がオーダーしていたのは、麺類とチャーハンのセット。お店の中は明るくシンプル。
最初に頼んだのは、『チャーハン』(800円・税込)。オーダーから4分程度で、ドンと大きな丼に、こんもりと盛り付けられたチャーハンが登場。器を持ってみると、ずしりと重く、ガッとかきこめるスタイルなのも、腹ペコなランチタイムにはうれしいポイント。
表面はふっくらとつややかで、この仕上がりを見るだけでも、「これはうまいはず!」と直感。レンゲですくって口に運ぶと、醤油の香ばしさと、ラードのふくよかな香りが食欲に火をつける。けっこうな量があるのにいくらでも食べられてしまうのは、ネギとゴロゴロ入ったチャーシューのアクセントが効いているから。卵のまろやかさもいい仕事をしていて、味に統一感を持たせてくれています。
付け合わせのスープは旨みも深い醤油味。チャーハンとスープを交互にいただき、また一口……と食べていたらあっという間に空っぽに。これは一度食べたら忘れられないし、常連の心もガッツリつかんでいるのだと感じました。
付け合わせはピリ辛モヤシ。辛さの刺激が加わると、チャーハンの旨さが増幅する。
常連らしき方が麺類とチャーハンのセットを頼んでいたので、「ここは麺も美味しいはず」と、ミニチャーハン付きの『花街ラーメン』(850円・税込)をオーダー。京橋なのになぜ“花街”なのかと思いメニューをよく見ると、今も花街として栄えている墨田区向島の朝日製麺の中華麺を使っているとのこと。創業60年の朝日製麺は、全国のプロにも知られた有名製麺所。オリジナル粉を使用した、つるつるの麺は多くの中華料理店で使われています。
『花街ラーメン』は、墨田川に散る桜の花びらのように細かなネギが散っている見た目も特徴的。脂身が多めのやわらかいチャーシューに、メンマ、海苔、半分に切った味付け玉子が乗っていて、ボリュームがあります。麺は細いストレートタイプ。旨みが深い醤油味のスープと程よく絡み、あっさりとしているから、ツルツルっと食べられます。
ミニチャーハンがついていて、かなりお得感あるメニューです。
旨みがしっかりしているので、香辛料が好きな人は、胡椒をたっぷりかけて食べても美味しい。
チャーハンを筆頭にご飯モノが旨い、麺類もイケる、そして出てくるのが早いお店は、ビジネスパーソンのニーズをすべて満たしてくれている。「気が付けば常連になっていた」なんて人が多いのも頷ける、味自慢のお店です。
今回食べたランチ
チャーハン 800円(税込)
花街ラーメン 850円(税込)
INFORMATION
名称 | 東竜 銀座店 |
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住所 | 東京都中央区京橋3-3-13 平和ビル3号館 1F |
電話番号 | 03-3281-7097 |
営業時間 | 【ランチ】[月~土]11:00~15:00 【ディナー】[月~金]17:00~23:00(料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:30) [土]17:00~21:00(料理L.O. 20:00 ドリンクL.O. 20:30) |
定休日 | 日・祝日 |
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