Kyobashi TIMES

東京メトロ銀座線の京橋駅から徒歩3分、JR東京駅八重洲口からは徒歩5分という、好立地のイタリアンレストラン「プライベートパーティールームSpazio」。店名の「Spazio」とは、イタリア語で、「空間」や「スペース」という意味です。プライベートパーティールームと名前についているように、こぢんまりとしたくつろぎの空間でランチをいただけます。
お店の入り口には、メニュー看板の横に、赤いクロスのかかった丸テーブルに今日のランチの見本（本物です！）が並べられています。お店に入る前に実際の料理を確認してメニューが選べるなんて、嬉しいですね！

1階にあるビルのドアを開けて階段を下りていき、さらにお店の扉を開けると、木を基調とした落ち着いた空間が広がります。席数30ほどの店内では、いくつもの男性客グループが食事を楽しんでいました。
手書きのメニューは日替わりで、毎日新しく書かれるそうです。4種のランチは、2品がお肉系、1品がパスタ、もう1品は定番のミートソースパスタで構成されることが多いとのこと。本日のランチは、「ジューシーローストポーク　スパイス風味～西洋わさびソース～」、「塩こうじ漬け　鶏もも肉のオーブン焼き～バジル風味～」、「ベーコン・甘色タマネギ・トマトソースのモッツァレラチーズ入りスパゲッティ」、「ボローニャ風自家製ミートソーススパゲッティ」でした。
どれもメニュー名を見るだけで美味しさが伝わってきますが、今回は人気の定番メニュー「ボローニャ風自家製ミートソーススパゲッティ」と「塩こうじ漬け　鶏もも肉のオーブン焼き～バジル風味～」をいただくことにしました。

ランチには、サラダのほか、白米かバケット、ドリンク（ホットコーヒー・アイスコーヒー・アイスウーロン茶・オレンジジュース）をビュッフェスタイルで自由にいただけて、どれも1,000円（税込）です。セットのサラダは、レタスの上にポテトサラダがのって、ちょうどよいサイズでした。

「ボローニャ風自家製ミートソーススパゲッティ」は、たっぷりなボリュームに、思わず歓声をあげてしまうほど。お皿にこんもりと盛られ、普通のお店の1.2倍から1.5倍くらいはありそうです。近くの席の男性のお客様たちは、これをさらに「大盛り」でオーダーされていました。ちなみに、大盛りでも料金は変わらず1,000円。お店のサービス精神に心意気を感じます。もっちりとしたパスタに絡まる、シェフ自慢のミートソースは、たっぷりのひき肉とトマトにカレースパイスや鷹の爪がほどよく利いて、辛みのあるしっかりした味付けです。香りと辛さに食欲が増進され、ぺろりと完食してしまいました。大盛りを注文された男性たちも、大満足の様子でした。

もうひとつの「塩こうじ漬け　鶏もも肉のオーブン焼き」は、付け合わせの野菜も豊富なひと皿です。塩こうじでうま味が増した鶏もも肉の、ジューシーでやわらかいこと！ バジルの葉をのせて、じっくりオーブンで焼かれています。添えられた野菜は、モヤシやシメジのソテー、いんげん、鶏もも肉同様にじっくりとオーブンで焼かれた玉ねぎのグリルです。甘みを増して口の中でとろけるような玉ねぎが絶品でした。ボリューム感がありながらもヘルシーなので、女性にもおすすめです。

ところで、鶏もも肉の調味料として用いられていた塩麹ですが、お肉を漬けて焼くとお肉がやわらかくなります。麹菌の中に『プロアテーゼ』というものがあり、それがお肉のたんぱく質を分解することによってやわらかくなるのだそうです。さらに、分解されたたんぱく質は、うま味成分であるアミノ酸に変わり、お肉をおいしくするのだとか。塩麹は、整腸作用、免疫力アップ、美白効果なども期待できると言われていますので、ぜひ日々の食事作りに活用したいものです。和食ではなく洋食に塩麴を取り入れているという点でも、とても参考になりますね。

ディナータイムには、お酒が進む本格イタリアンメニューが豊富に用意されているそう。昼とはまた違う雰囲気を味わいに、仕事帰りに訪れてみたいお店です。

今回食べたランチ
ボローニャ風　自家製ミートソーススパゲッティ　1,000円（税込）
塩こうじ漬け　鶏もも肉のオーブン焼き～バジル風味～　1,000円（税込）