グルメ

フカヒレメニューをランチでも!京橋で愉しむ本格湖南料理

2019.12.17 chuka

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京橋駅周辺の中央通りからLIXILの看板が目印の東京建物の京橋ビルの真裏に、中国湖南料理「雪園 京橋店」は位置しています。

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扉を開くとレセプションがあり、席に案内されます。2階は円卓のあるゆったりとした大人数向けの個室、3階は大広間。パーテーションで仕切られているので、ピークタイムでも隣の人を気にせずに食事することができます。ビジネス街のど真ん中に位置しているので、ランチ時はビジネスパーソンも多く満席でしたが、店内は落ち着いた雰囲気で静かに昼食を楽しめます。

湖南料理は中国では「湘菜」(xiangcaiシアンツァイ)とも呼ばれます。中国の八大料理のひとつで、四川料理や貴州料理と同様に唐辛子を多用しており、「中国で一番辛い料理」として知られています。
辛さや酸味がはっきりとしているのが特徴で、こうした味付けの料理を日常的に食べていると気性が激しくなると言われていることから、「湖南人とはケンカをするな」という冗談があるほどです。その象徴的な人物として、軍事戦略家として知られる毛沢東がこよなく愛した料理であることが挙げられます。

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早速、一番人気の「今週のランチ」を注文。主菜となるおかずが2品、スープ1品、自家製焼売で構成されていました。
主菜の1つである“豚角煮と豆腐のピリ辛煮込み”は、見た目以上にしっかりした辛さを感じます。四川料理のような辛さとはまた異なり、辛さの中に酸味が効いていてクセになります。とろみがあり赤くないので 、辛くないのかなと良い意味で期待を裏切られた1品でした。

付け合わせの「湖南特製竹筒スープ」は、鶏肉のミンチを豆腐のようにフワフワの食感にした伝統的な料理「酸豆角肉泥(スァントージャオローニー)」。鶏だしが濃く、シンプルな味付けですが満足感のあるスープです。

一方で「海老とホタテ・季節野菜の炒め」は、他の品に比べ、あっさりとした味付けで、箸休めにちょうどいい1品でした。

自家製焼売は肉がとってもジューシーで食べ応えがあります。テーブルにある醤油、酢、辛子、ラー油で味を調整できますが、焼売自体に味がしっかりついているので、何もつけなくてもおいしく食べられます。黒酢は店員さんに言うと別途持ってきてくれました。

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次に、定番メニューのなかで人気のある「フカヒレあんかけチャーハン」を注文。

ほぐされた黄金色のフカヒレを纏ったチャーハンが食欲をそそります。
付け合わせのスープは酸辣湯。日本人の味覚に合わせた穏やかな辛さに、酸味の効いたスープで、こちらも湖南料理の定番メニューです。

お代わり自由のホットジャスミン茶が、口の中をすっきりとさせてくれるので、しっかりした味付けながらも最後まで油疲れをすることなく、美味しくいただけます。食後のデザートは自家製の杏仁豆腐でした。上品な甘さが口の中を包み込みます。

四川料理や広東料理と比べて新鮮な湖南料理を、京橋駅から徒歩5分ほどの好立地で、手頃な価格で食べられる、貴重なお店です。ランチタイムは混雑しますが、予約ができるので事前に席予約をしていくことをおすすめします。

今回食べたランチ
今週のランチ 1,550円(税込)
フカヒレあんかけチャーハン 1,550円(税込)

INFORMATION

名称 雪園 京橋店
住所
電話番号 03-3535-5931
営業時間 【ランチ】[月~金]11:30~14:30(コースL.O.13:30 / L.O.14:00)
     [土・祝日]12:00~15:00(コースL.O.13:30 / L.O.14:00)
【ディナー】[月~金]17:30~22:00(コースL.O.20:30 / L.O.20:30)
     [土・祝日]17:30~21:00(コースL.O.19:00 / L.O.19:30)
定休日 日曜日 / 年末年始

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